今日は、こまちのメンバー8名とともに視察した富田の報告です。
主にJR富田駅と阪急富田駅の周辺における交通問題を確認しました。
まず、JR富田駅と阪急富田駅間のメインストリートです。
ここはJR富田駅で行き止まりとなっているため、通過交通が少なく、
歩行者天国化している賑わい空間です。
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歩道は整備されていません。
駅への送迎や東西へ抜ける自動車、あるいは沿道店舗の荷捌き車等、
比較的、自動車の速度はゆっくりで、自動車より歩行者が優先されている道路です。
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このメインストリートを横切り、東方面へ抜ける自動車や自転車等は、
この阪急の踏切を渡ることになります。
道路幅が狭く踏切内で離合できず、鉄道と道路の交差角度が鋭角のため、
ちょっとした渋滞が発生します。
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歩行者や自転車はこの踏切を避け、少し西側の小さなトンネルを
利用する方も多いようです。
でも自転車は頭を屈めて、ぶつからないように注意が必要です。
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JR富田駅の西側には、JRを潜る大阪府道があります。
ここは歩道がなく、近くの小学校や中学校の通学路になっています。
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自動車と自転車等の交通量も多く、
平日の通学時、児童や学生は危険を感じながら
通学しているのではないでしょうか。
狭くて暗くて、自動車の風圧を感じながらの通行は、
大人でも怖いと思います。
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このJRアンダーパス部(鉄道の下を道路が抜けている)の前後の道路は、
歩道も整備されており、この部分がボトルネック(くびれた部分)となり、
渋滞や歩行者等の通行上の危険箇所として
長年、手付かずのままです。
写真は、最近整備された第四中学前です。
このように、車道と歩道が整備され、小学生や中学生、
高齢者や親子連れなどが安心して
歩くことが出来る道路が一日も早く整備されることを願います。
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また、利用者側の交通安全意識も大切です。
写真は、見通しの悪い信号機のない小さな交差点です。
向かって左側からのクルマ等が見えにくいため、
「止まれ」と大きく路面に表示されていますが、
自転車は一旦停止や速度を落とすこともせず、
通過する方が多いようです。
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今回、富田駅周辺の交通上問題がある主な箇所において、
「定点観察」により、交通量の多さや歩行者あるいは
自転車の動線や行動特性等を少し確認することが出来ました。
今年の「こまち」はこの富田地区を取り上げ活動していく予定です。