高槻市が今年の2月の広報で「年末に草案を公表し、来年2月には計画を策定する」と発表した「富田地区まちづくり基本構想」。公共施設の削減・再編成と並んで柱となっているのが学校統廃合・小中一貫校建設です。この小中一貫校の立地をめぐり、今年3月の文教にぎわい委員会資料と6月にコミュニティセンターで実施されたパネル展のパネルで市が「富田小学校地を選定する」と発表したことがネット上でも議論を呼んでいます(詳しくは「富田地区まちづくり基本構想」「富田 小中一貫校」で検索)



焦点の一つとなっているのが通学路の安全問題。多数ある踏切と並び、「JRガード下」と呼ばれる場所にJR北側に立地するマンション群の多数の児童が一時に集中することへの対策が市から示されていないことが、今回一方的に合併されると発表があった赤大路小学校区の保護者・住民に不安を与えています。



そこで、平日・通学時間帯のJRガード下を歩いてみました。











このガードの下の問題については2015年のシンポジウムで取り上げています。今回の小中一貫校問題に関しては、JRの高架化、歩道橋・地下道など様々な意見がありえますが、小中一貫校の議論の前に通学の安全を前提として求める住民の声に、この歩行者環境を現状のままで低学年を含む数百人の児童が一時に通行する通学路とすることを実質的に発表した高槻市がどう対応するのかに注目です。