JR高槻駅の北側にアクト・ア・モール(アルプラザの北側の通り)という商店街があります。
ここは「商店街」と呼ばれるように「歩行者専用道路」になっています。
従って、軽車両である自転車がここを走行すると、
道路交通法違反で3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金になります。
皆さんご存じでしたか。
実は、過去のブログ「自転車利用者の意識は?」でも紹介しています。

ここは商店街ですから、写真にあるように車椅子の方やその介助の方等が
安心して安全に買い物などを楽しめる空間のハズです。
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しかし、現実は、我がもの顔で走り抜ける自転車にビクビクし、背後などに危険を感じながら
歩行者などは緊張感を持って買い物しています。(楽しいはずがないですよね)
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少数ですがルールを知っていて守っている方もおられます。
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なお、以前このブログでも紹介したJR地下道にも設置された視覚障害者誘導用ブロック
(通称点字ブロック)が、このアクト・ア・モールにも設置されています。
歩行者などはこの点字ブロックよりアルプラザ側(南側)を歩いており、
自転車は北側(商店側)を走行している割合が高いように思われ、
結果的に棲み分けされているかもしれません。
(目の不自由な方は、この危険な商店街のほぼ真ん中に設置された
点字ブロックを歩かなければいけないのですが・・・・)

さて、歩行者専用道における自転車の走行という危険な話に戻しましょう。
なぜ他人に危険をおよぼすかもしれない行動をしてしまうのでしょうか。
いろいろ考えられますが、
その一つに「自転車は歩道を走って良いと思っている」方が多いのではないでしょうか。
アクト・ア・モールの西側にある「芥川商店街」の入り口の所にも
「歩行者専用道」の標識が2つもあり、さらに置き看板でも注意喚起しています。
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残念ながら、アクト・ア・モールは街路樹に隠れて分かりにくいかも知れませんが、
「歩行者専用道」の標識は1つあります。
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これら「標識」や「路面標示」による歩行者専用道の認知など、
すぐにでも改善できることは沢山あると思います。