昨年の12月9日、ひょんなことから市職員の30名弱の方に
「道路景観と交通まちづくり」について講演する機会を頂きました。

欧州では一般的となっているエヴォストーン工法について、
ベルギーのストーンテック社のVanCamp氏の講演がメインでしたが、
おまけとして(笑)、「道路における舗装の役割と交通まちづくりについて」
という無理矢理的にこじつけた題名で、
欧州(ドイツ)の旧市街で感じた石畳と歩行者、市場や教会、路面電車(LRT)が
よく似合い、それが街の魅力になっていることや、
市の景観WSをきっかけに集まった人たちと築300年の町家を含めた道路景観と
マチヤテラス(キャンドルナイト)による人と地域の結びつきなどを含め、
自分なりの結論として、石畳の街に見られる特徴(街の顔、城下町、人が集まる、
クルマが少ない等)を発表させて頂きました。
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道路における舗装の役割と交通まちづくりについて-01 道路における舗装の役割と交通まちづくりについて-10
以下は、講演の資料からの抜粋です。

『旧街道や町家のあるまち並み、あるいは石畳の道路では、
自然とクルマは速度を抑え、人々はまち並みを楽しみながら、
通行しているのではないだろうか。
その結果、「安心感」や「安全性」が生まれるような気がする。
そして、人々が自然と集まり憩い、道路や地域への愛着や誇りなどが
芽生えるのではないだろうか。
美しい道路は、人と地域を結ぶ重要な「みち」である。』

VanCamp親子は日本食が大好きとのことであった。
初めての「お好み焼」は美味しかったでしょうか?
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