2014年ようやく初ブログです。

京都市の五条通り、堀川五条から西側において自転車道が整備されています。
車道にある「自転車レーン」ではなく、今までの自転車歩行者道において、
自転車走行空間を簡易分離(境界ブロック等で完全に分離されている訳ではなく、
乗り入れ部等から歩道部に進入することが可能)とし、双方向可能な自転車道
(完全な自転車道ではないが)として整備されています。
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これは国道等、自動車や歩行者等の交通量も多く、自転車歩行者道として
整備されている路線に対して、比較的多く用いられている整備手法と思われます。
いろいろと問題は有りますが、街中の交通量が多く商店等沿道利用が多い場所では、
沿道や地元住民、警察の理解等を考えるとやむを得ない対応と思われます。
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この路線の整備で注目したいのは、なんといっても大きな路面標示と小交差点毎にある
自転車標示、歩道との境界に設置された標識です。
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また、バス停はアイランド型になっており、自転車道上に「ミニ横断歩道」及び
横断歩道の標識が設置されています。
当然、自転車道の横断歩道手前には停止線があります。
この部分だけを見ると「車道」として扱われていることが分かります。
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ん~でもやっぱり交差点で歩行者と混在する「自転車歩行者道」になり、
歩行者と自転車の錯綜が生じるんですよね。
それと順走と逆走出来る自転車道が道路の両側にあるのですから、
交差点部分で自転車道が自転車歩行者道になっても、歩行者やクルマからは、
「自転車恐い」「自転車邪魔だ」となってしまう気がします。
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やっぱり自転車レーンもしくは歩道と完全分離した
一方通行の自転車道が歩行者の安全、クルマからの視認性など、
よく言われる「商店街の客が減るからダメだ」という負の便益より
事故削減の面で便益が高いと思うのですが、いかがでしょうか。