以前紹介した道路は維持管理が大切という記事を覚えているでしょうか。
JR高槻駅北側、アクト西側の道路の舗装について、穴ぼこ(舗装の剥離)状態がひどく、
自転車で走行するときにハンドルをとられそうになり危険だという報告をしました。
ところが昨日(8月20日)にその道路を通ったときに下写真のように「修繕」されていることが分かりました。
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写真見ると「簡易的な補修」だとは思います。
でも、これで少しは自転車やバイクの走行時の危険性が低くなったと思います。
土木行政の方、舗装会社の方、ありがとうございます。
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最近のことですが、大蔵司付近の道路が一部舗装修繕されました。
「舗装修繕」というと少しかまぼこ状に盛り上がった「修繕跡」を想像するのですが、
この舗装修繕は「芸術品」のように、きめ細かなすり付けで、盛り上がりがほとんど無く、
ここに「職人魂」を感じました。
これは自転車で走るとよく分かるのですが、路面の凸凹やひび割れなどはハンドルに大きな
衝撃を与えます。
特に舗装を修繕した後のかまぼこ状の盛り上がりは、
「なんで修繕した道路なのに走りにくくなるのだ?」といつもストレスが溜まっていました。
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しかし、このなめらかな舗装修繕には「利用者の気持ちを考える」「丁寧な仕事」を感じます。
何気ない、小さな小さな事かも知れませんが、このような所に「物を大切にする」
「維持管理し長持ちさせる」「使いやすい状態にする」という気持ちの現れだと思います。
このような積み重ね、広がりが「まちを住みやすく」
そして「愛着のあるまち」につながるのだと思います。
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誰かのブログあるいはニュースで見かけたのですが、ドイツでは舗装の修繕費を賄うために
市民から寄付を集めているとか。
また、橋梁の維持費が負担となり、橋自体を取り壊し道路を封鎖したとのことです。
日本では900兆円にも借金が膨らんでいるのに、まだまだ道路建設に多額の税金を注ぎ込んでいます。
今は新しい高速道路も、いずれは老朽化し、または損傷などにより維持修繕費が嵩むことになります。
「造りっぱなし」だけではなく「維持管理し長持ちさせる」ことへ意識を転換していく
必要があるのではないでしょうか。