5月15日(日)に大阪府枚方市の「ラポール枚方」にて、LRT特別講演会が開催されました。
 講師には現富山市長の森雅志市長が招かれ
『公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり』のテーマの下、
富山市のまちづくりの方針、現状について講演がありました。
 森市長は富山市の人口減少と公共交通の衰退について触れ、
①公共交通の活性化
②公共交通沿線地区への居住促進
③中心市街地の活性化について分かりやすく教えていただきました。
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「LRT軌道の整備と車両の購入は公(自治体)が負担し、運行自体は民間が行う」
「周囲の景観に合わせたLRT車両のデザインつくる」
「大規模商業施設、多目的広場、立体駐車場を中心市街地に一体的に整備する」 など

それぞれのアイデアも素晴らしいと思いましたが、
中には住民内で不公平が生じてしまう内容のものもあり、
それらを実現するためには地元の人たちの理解と協力が必要だということも実感しました。

枚方市もLRT導入を目指していますが、
人口分布、交通状況の点から見ても富山市と枚方市では町としての性質も違いますし、
おそらく枚方市が富山市と全く同じ方法をとっても上手くいかないと思います。

 「良いものを取り入れ、それらを自分たちに合うようにアレンジする」を心がけ、
実践していけば、まちの状況も改善していけるだろうと思います。

なお、富山市の政策、森市長の人物像について詳しく知りたいという方は
北日本新聞社出版、森雅志著『森のよた話』の一読を是非おすすめします。
 まちづくりの方針に加え、生き方のヒントも見つかるかもしれませんよ。