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【こまちコラム】

○高槻のバスよもやま話① 配布用バス時刻表の作成

 高槻市では市営バスが走っていますが、「比較的早い時期からのICカード乗車券の導入」「路線バス車両の100%バリアフリー化(観光バスを除く)」や「「敬老乗車制度の導入」とあわせ、「各系統の昼間時間帯の等間隔パターンダイヤの実践」「わかりやすいのりば番号の導入」など、あまり目立たないところで、利用者の視点に立った色々な先進的な取り組みが行われています。

 そんな中で、高槻市営バスでは、昔から「配布用バス時刻表の作成」を継続的に行ってきたことが特筆されます。本来は配布されていて当然のものですが、今まで日本のほとんどの地域で作られてきませんでした。

 B3の2つ折りのやや大きめのサイズで、路線(方面)ごとに13種類発行され、それぞれの路線ごとの主要停留所発の時刻や、路線の概略図、乗車券に関する案内(Q&A方式)などが掲載されています。ダイヤ改正ごとに、新しいものが作られます。

 4月1日より「南平台東線」「原大橋・上の口線」「萩谷線」「阿武山線」「富田南線」「芝生住宅線」「上成合線」「柱本団地線」「北大塚線」のダイヤが一部変更になり、「高槻市役所」や、例会会場で利用しているグリーンプラザ1号館1階にある「JR高槻駅南案内所」、「阪急高槻市駅総合案内コーナー」、JR摂津富田駅北口にある「市営バス富田案内所」などで新しい時刻表が配布されています。ちなみに、市役所の1階受付横では、自由に手に取って持ち帰れる形で開架されていますし、「阪急高槻市駅総合案内コーナー」では、「昼休憩時間帯で情報が入手できなかった」などの問題が起こらないよう、職員の昼休憩時間帯にはあらかじめ窓口の外側に配布用時刻表を動かしておくなど、ささやかな気配りが見られます。

 一方で、バスが高槻市内をどのように走っているのかがわかるような情報ツールがなかなか見あたらないので、たかつきこまちでは、自らの手で、配布されている時刻表とセットで活用できるような「高槻市内バスマップ」の作成を進めています。

 お得な乗り放題乗車券(1日乗車券など)や、環境定期券制度(土曜日や日・祝日に、通勤定期券を所持する人と同居している家族と一緒に利用すれば「一乗車100円(小児50円)」で乗車できる制度)などを活用し、配布されている時刻表を片手に、高槻のまちの新たな発見に出かけてみてはいかがでしょうか?(H)